台湾商標

台湾の商標出願制度を商標のプロが解説【登録までの流れは?費用は?】

「台湾で商標登録したいのだけど、出願から登録までの流れを知りたい。

日本の商標登録制度とどう違うのだろうか。

あと、商標登録と更新にかかる費用も知りたい。」

 こうした疑問に答えます。

 台湾の商標制度は、日本の商標制度とは大きく異なります。

 結論から言うと、大きな相違点は以下の2つです。

ポイント

①標準文字制度がない点

②早期審査制度がない点

 台湾の商標出願から更新までにかかる特許庁費用は以下のとおり。

  1区分 2区分 3区分
台湾特許庁出願費用(出願時に払う費用) 3,000台湾ドル (約11,000円) 6,000台湾ドル (約22,000円) 9,000台湾ドル (約33,000円)
台湾特許庁登録費用(登録時に払う費用) 2,500台湾ドル (約9,100円) 5,000台湾ドル (約18,200円) 7,500台湾ドル (約27,500円)
台湾特許庁更新費用(更新時に払う費用) 4,000台湾ドル (約14,700円) 8,000台湾ドル (約29,600円) 12,000台湾ドル (約44,000円)

 以下では、出願から登録までの流れ、日本の商標制度との相違点、費用についてさらに深堀していきます。

本内容の構成

1.台湾の商標の出願から登録までの流れを解説

2.台湾の商標の出願制度と日本の商標の出願制度の相違点は2つ

3.台湾の商標の出願から登録・更新までにかかる費用を解説

4.台湾の商標出願制度のまとめ

1.台湾の商標の出願から登録までの流れを解説

台湾の商標の出願から登録までの流れを解説  台湾の商標出願から登録までに5つのステップがあります。

①出願

②方式審査

③実体審査

登録公告・登録証発行

 順番に解説していきます。

①出願

 出願書類(願書)に記載の事項は以下のとおり。

  • 出願人の氏名と住所
  • 登録したい商標
  • 指定商品(役務)とその区分

 原則日本で記載すべき内容と相違はありません。 書類は中国語(繁体字か簡体字)で記載する必要があります。 登録できる商標は以下のとおり。

  • 記号、文字、図形、音、におい、立体的形状、ホログラム・動作または色彩商標、これらの組み合わせ

「におい」についても台湾では商標登録できる点が日本とは異なります。

②方式審査

 方式審査は、出願書類に形式的な不備がないかの審査です。

 不備がある場合、台湾特許庁から修正の指令が通知されます。

 方式審査について、日本の場合と原則大きな相違点はありません。

③実体審査

 実体審査は、先願商標と同一・類似であるかといった類否判断など日本と同様の不登録理由があるかどうかの審査です。

 不登録理由がある場合、拒絶理由が通知され、指定された期間に出願人は意見書を提出することができます。

 実体審査について、日本の場合と原則大きな相違点はありません。

登録公告・登録証発行

 実体審査により、不登録理由がないと認められた場合、登録公告がされ、登録証が発行されます。

 登録公告がされると、出願人は台湾特許庁へ登録納付料を支払う必要があります。

 商標権の存続期間は日本同様10年間であり、更新により存続させることができます。

⑤異議申し立て期間

 台湾にも異議申し立て制度があります。

 異議申し立てができる期間は、登録公告の日から3か月の間でして、日本の場合と期間が異なる点に注意してください(日本の異議申し立て期間は2か月)。

 

   以上、出願から登録までの流れについて、日本の制度と大きな違いはありません。

  ただし、制度について日本の商標制度と異なるポイントがあります。

  以下では対比しながら解説していきます。

2.台湾の商標の出願制度と日本の商標の出願制度の相違点は3つ

台湾の商標の出願制度と日本の商標の出願制度の相違点  相違点は以下の3つです。

ポイント

①標準文字制度がない点

②早期審査制度がない点

 以下、順番に解説していきます。

①標準文字制度がない点

 標準文字制度とは、簡単に言うと、フォントを指定せずに、特許庁長官により定められた所定の文字書体によって商標を登録する制度をいいます。

 標準文字制度を利用すれば、全てのフォントを排除できるわけではありませんが、文字だけで構成された他人の類似商標を排除しやすいというメリットがあります。

 日本では、すでに標準文字制度は導入されているものの、台湾では、日本と異なり標準文字制度がない点にご注意ください。

 このため、台湾で文字商標出願をする場合は、フォントも含めて検討する必要があります。

②早期審査制度がない点

 日本の場合、出願から審査結果を受け取るまでに通常1年ほどかかりますが、早期審査制度を利用すれば、出願から1か月以内に審査結果を受けることができます。

 しかも、特許庁への費用も不要でして、とても便利な制度です。

 一方、台湾では、早期審査制度、これに相当する制度がない点にご注意ください。

 このため、出願から登録までに1年以上の時間がかかります。

 そこで、あなたの商標を早めに登録したいのであればお早めに出願をすませておくことをおすすめします。

3.台湾の商標の出願から登録・更新までにかかる費用を解説

  1区分 2区分 3区分
台湾特許庁出願費用(出願時に払う費用) 3,000台湾ドル (約11,000円) 6,000台湾ドル (約22,000円) 9,000台湾ドル (約33,000円)
台湾特許庁登録費用(登録時に払う費用) 2,500台湾ドル (約9,100円) 5,000台湾ドル (約18,200円) 7,500台湾ドル (約27,500円)
台湾特許庁更新費用(更新時に払う費用) 4,000台湾ドル (約14,700円) 8,000台湾ドル (約29,600円) 12,000台湾ドル (約44,000円)

 出願から登録・更新までにかかる特許庁費用は以下のとおり。 1区分あたり、出願から登録までに21,000円ほど、更新に15,,000円ほどかかります。

 一方、日本の場合、1区分あたり、出願から登録までに30,200円かかり、更新に38,800円かかりますので、日本と比べると台湾の方が特許庁費用ははるかに安くすみます。

4.台湾の商標出願制度のまとめ

台湾の商標出願制度のまとめ  以上をまとめます。

ポイント

 ①標準文字制度がない点

 ②早期審査制度がない点

 台湾の商標出願から更新までにかかる特許庁費用は以下のとおり。

 

  1区分 2区分 3区分
台湾特許庁出願費用(出願時に払う費用) 3,000台湾ドル (約11,000円) 6,000台湾ドル (約22,000円) 9,000台湾ドル (約33,000円)
台湾特許庁登録費用(登録時に払う費用) 2,500台湾ドル (約9,100円) 5,000台湾ドル (約18,200円) 7,500台湾ドル (約27,500円)
台湾特許庁更新費用(更新時に払う費用) 4,000台湾ドル (約14,700円) 8,000台湾ドル (約29,600円) 12,000台湾ドル (約44,000円)

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